お金持ちのマチューおじいちゃんが若い女コンチータととにかくSEXしたくて追いかけるんだけど女の方は中途半端にその気にさせたあといつもするりと逃げてしまいマチューを怒らせながらも結局二人はくっついたり離れたりする
ブニュエル遺作のテーマは性欲だった
コンチータを見た目も雰囲気も違う二人の役者が演じているのは性的対象としての女性の象徴なので誰でもいいっていう曖昧さなのか演者が変わっても何事もなく話が進んでいくのが斬新!
コンチータの落としていったハンカチの匂いを嗅いだり脚にキスしたりキリスト教の分派を揶揄したりお金があっても欲しいものが手に入らないブルジョワなどいつものブニュエルらしいヘンタイさと皮肉もあって満足
本筋に関係なさそうなカットやあちこちで起こるテロの暗喩はよくわからなかったです
何も考えずに観ても面白かった