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欲望のあいまいな対象のAOIのレビュー・感想・評価

欲望のあいまいな対象(1977年製作の映画)
4.2
【初老の紳士が新人召使いに一目惚れした日から その女に頭から水をぶっかける🪣💦まで+α】

その紳士マチューが、たまたまパリ行きの汽車のコンパートメントに乗り合わせた数人に、過激なエピソードを回想しながら語る形で話が進む

聞き役の彼らがうまく誘導し、私の好奇心を満たしてくれる♡この設定が物語にマッチしている

美女コンチータに寸止めプレイで翻弄される学ばないマチューのおっちゃんがかわいそかわいい
二面生のあるコンチータを文字通り二人の女優に演じさせるという仕掛けもユニーク

テロとゲス恋模様の関係はよくわからず、えげつない話なのに、なぜか高尚な作品の後味が残る

本作が遺作というのが何ともクール✨映画監督ならこんなラストの作品を最後に遺したいもの
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