人の記憶とは感情によってゆらいでしまう非常に曖昧なものであるということをつづっている。
と私は感じたが、これはだいぶ解釈の余地がある作品で百人見れば百人の見方がありそう。
キャラクターを端的に表現…
都市と地方、独立と家督、要領と愚直、みたいなレイヤーで鑑賞しました。
地方の草食系でいわゆる「いい人」止まりの男性が搾取されているという見え方が強かった。
香川照之の途中のサイコみがある演技は不気味…
普段、チャラい感じの弟と、真面目に毎日を淡々と仕事をこなし生きている兄との対比。
腹の中は、逆だったり、本音と建前は見た目を超える。
親父と叔父の兄弟。
でも正直な気持ち、憧れる気持ちがあるから人は…
結局どっちだったのかといえば私はまだ腐った橋はかかっていると信じたい…泣
田舎に住む優しい兄と、都会に出た根無し草のような弟の二人の人間性が剥き出しになるようなお話だった。
人は感情の生き物である…
展開を読む映画ではなく、人間の感情と中身に翻弄されながら楽しむ映画でした。見終わったあとも、なぜ?なぜ?と考えさせられる。どの人にも感情移入ができなかったので、私なら〜と考えることはできないが、その…
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