さか道

ゆれるのさか道のレビュー・感想・評価

ゆれる(2006年製作の映画)
4.5
香川照之さんの演技力に泣かされた映画。
ストーリーもよく覚えているんだけど、強烈に覚えているのは香川照之さんの(頑固な父親に、利発で都会的な弟と比較されての) 無力?無気力?感の表情。悲し気でもあるんだけど優しさも感じる表情は絶品だった。確か洗濯物を畳んでいたシーンだと思う。そうかな?
茶碗をしまっていた?

話は変わるんだけど“ゴキブリムエンダー”のCM、ニコリともせず活動弁士風の演技は面白かった。
“半沢直樹”は見た事はないんだけど番宣での変顔?には困惑した。
『ゆれる』のイメージが強烈だったから。
そう言えば香川照之さんを知ったのは『ゆれる』だったしねー。

ラストシーンでオダギリジョーが出所した香川照之さんに「にいちゃーん!!」と叫んだ時、振り向いたにいちゃんの寂し気な笑顔.. に涙腺が崩壊した。
ラストシーンで泣かされた映画は『禁じられた遊び』以来。
『ゆれる』と言うタイトルも秀逸だと思う。
ゆれる吊り橋、ゆれる弟の心。にいちゃんはそんなにゆれてないと思いましたが。
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