カズザク17

ラヂオの時間のカズザク17のレビュー・感想・評価

ラヂオの時間(1997年製作の映画)
3.8
少し無理やり感は有るものの、ドタバタで面白可笑しく、最後は上手く帳尻を合わせる三谷ワールドを楽しませてもらった。
映像がないラヂオドラマ…目に見えないからこそ、ナレーションの一言で何処にでも行く事が出来る。行った後は、聴者それぞれが、自分の想像の世界を膨らませていく。読書の醍醐味にも、繋がる話のように思う。
音は自分で作るモノ。鳥の声も波の音も、場所と時間で異なり、同じモノは一つとしてない。今のCG全盛の映画…映像にも言える事のように思う。音も映像もキレイなだけでは物足りない…やっぱり、「味」が必要なように思う。