うずとら

ヘアスプレーのうずとらのネタバレレビュー・内容・結末

ヘアスプレー(2007年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ミュージカルで終始明るいです🎤
とんとん拍子で話が進んでいくのでストーリー自体は軽く感じるけど、テーマは深い。
“自由”を謳う物語です。

劇中に“イレギュラー”がたくさん散らばっていました。
1980年代、概念的な制約が強かった時代に夢みがちでミーハーな女の子:トレーシーがいて、当時はスリムな体型が絶対とされていたアイドルを目指しているけど、彼女自身はかなりぽっちゃり体型。でもなれちゃうんです、アイドルに。そして人気者にもなるし、憧れの男性アイドルにも手が届く笑。
 トレーシーの友達:ペニー(白人の女の子)は、人種差別がまだまだ激しい中で黒人の男の子と恋仲になる。
 個人的に一番印象的だったのは、トレーシーのお母さん:エドナ❗️なんと演じているのは男性俳優(ジョン・トラボルタ)‼️
完成度めちゃ高かった〜役作り凄過ぎる。
最初はでかっ!と思ったけど、観ていくと…こういう女性かも…?と思ってくるくらい素晴らしかったです👍そして、周りからは美人とは程遠いと言われてしまうエドナですが彼女を愛してやまない夫:ウィルバーも万人が認める美女が目の前に居ても自分の世界を貫くすごい人。
社会の中で自分を貫くって、難しいですよね…。


凝り固まった硬い考えを壊そう❗️というメッセージ通り、とにかく軽やかで開放感溢れる映画でした。

画面はカラフルなレトロで可愛かったなぁ。
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