biboo

ヘアスプレーのbibooのネタバレレビュー・内容・結末

ヘアスプレー(2007年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

2007年にしては先取りだったんではと思うこの脚本。劇中ではこれが未来だと歌っているけど、それはストリートで生きる人たちの今(2024年)であって。良くも悪くも、メディアに出る人たちがみんなのお手本になってしまう。メディアはあくまでフィクションなのに、日常的に影響力のあるものとして見るものがそれだから、そうならなければ変だと思い込んでしまう。フィクションも、もっとストリートの人たちと同じように近づけようよという、境がどんどん曖昧に"integrate"されていく。子供たちに見せたい映画ってこういうものだなと思う一方、根拠のない恐れではなくて今後もっと一般人と有名人の境がなくなるのかなと思ったりもした。
アートディレクションが最高。
引きこもりで仕事と家庭を両立していたママが、外に飛び出していくストーリーが一番好き。
biboo

biboo