このレビューはネタバレを含みます
元気いっぱいなミュージカル映画。
歌とダンスがだいすきで、ちょーっとぽっちゃりで、でもヘアセットばっちりでお洒落なトレーシー。
彼女が持ち前の元気さで母親や周囲の人々を変え、ちょっと挫けそうになるけど復帰し、黒人と白人の偏見問題への第一歩を導く話。
みんなキャラがたっていて、悪役なはずのベルマもなんだかんだ憎めない。
どうやってミスクイーンになったか?という説明でベッドインしたから!と言いきったり、色仕掛けをしかけてもうまくいかず、降参よ!って帰っていったり。面白い美人。
どの歌も良い歌だけど、中でも"THE NEW GIRL IN TOWN"の、白人3人娘バージョンと黒人3人娘バージョンの対比がおもしろい。
白人3人娘は花柄の清楚なフレアドレスを着て、3人で可愛らしくくるくる順番にポージング。
一方、黒人3人娘は大人っぽいタイトドレスに、キレッキレのダンス。
どっちもかわいいけど黒人3人娘のほうがどうみてもプロらしく、対比がうまいなあと。
歌やダンスはもちろん、色とりどりの可愛い女の子たちがいっぱいなので、目も耳も幸せになれる映画です。