アリーに続き偶然「スターを夢見る女の子」の映画(ガガは大人だけど)
曲含めてこっちのが全然好きですね。
ほぼ全編歌とダンス、まさにミュージカル。
ハッピーなサクセスストーリーと思いきや、なんとゴリッゴリの人種差別反対がテーマ。
舞台は1962年の夏(恐らく)、ということでビートルズが同年10月にラブ・ミー・ドゥでデビューする直前。
劇中何回も強調されてますが、「古い価値観から新しい時代」に変わろうとしている時。
その極めつけがビートルズ。
映画の通り、黒人と仲良くしたり、黒人の音楽を聞いてるだけで非難される時代です。
そこにビートルズの登場!
嵐(ジャニーズではない)の様に表れて、売れまくったビートルズですが、黒人音楽にメチャクチャ影響されてます。
しかしそれを全く隠す事なく全国ネットで発信しまくった為、黒人は認められるようになり、差別はかなり減りました。
少なくとも表向きは「人種差別は良くない」という共通認識に変わりました。
ということでビートルズが文字通り「世界を変えてしまった」訳です。
監督さんも100%それは分かってると思うので、その直前の空気感を表現したかったんじゃないかな。
トレイシーはビートルズが表れてどんな反応を示すのか?
熱狂的なファンになって追っかけになるか、こんなの本当の黒人音楽じゃないとアンチになるかの2択だと思います。
トレイシーは多分、、ミーハーっぽいから追っかけになるだろうな(笑)
あとドキュメンタルの鳥の鳴き声オモチャが出てきたり(この頃からあったの!?)、時代ならではの色々細かい見所が沢山。
単純に楽しんで見れるし、細かく考察することも出来るし、中々奥が深い映画だと思います。
PS ジョン・トラボルタw