このレビューはネタバレを含みます
「戦慄」と「旋律」をかけてるのかしら……。珍しく、事件の内容とタイトルがあまりにもかすってなさすぎる。今まではどんなに本筋とズレてても一応そこは合わせてきてたんだけどな……。
しかし、高飛車ソプラノ歌手のれいこさんは非常に良質なツンデレだったと思う。なんだかんだ言って周りを大切にする優しいタイプのツンデレ。可愛い。歌うまい。
妻を失い、息子を失い、そして最後の縁だった自分の天職すら失った時、その最後の一打撃を与えたものに全ての元凶を見る……それをくだらないと思う人もいるかもしれないが、すごくリアルだと感じた。
とはいえ、作品自体の出来は別に完成度が高いわけでもなく、しかし駄作と言うほど「酷い出来……」って感じでもなかったので、★2.5で。
