このレビューはネタバレを含みます
〜最新作 "黒鉄の魚影" 予習〜
名探偵コナン 第12作目
「戦慄の楽譜」
周波数で電話をかけるシーンには驚愕。
その発想をすんなり受け入れたソプラノ歌手もすごい。
そのソプラノ歌手・秋庭怜子役の桑島法子さんの声が好き。
ちなみに桑島さんは、
犬夜叉の珊瑚、電脳コイルの天沢勇子(イサコ)、SEED DESTINYのステラなどを演じている。
元太がリコーダーで会話するところはほんとにシュール。じわる。
譜和さんと堂本さんがお互いの気持ちを確認し合うラスト。純粋な悪人がいない感じが良かった。
劇中でキーになっているアメイジング・グレイスが"赦しの曲"というだけあって、登場人物が様々な形で「許す」今作。
これまでも、これからも数多ある事件について、それぞれがそれぞれを「許す」ことができれば... 。
そんな幻想を見させてもらえた作品だった。
秋庭怜子さんがコナンを信じて時間を稼ぐシーンで放つ台詞。ありきたりだが、最初の彼女からしたら考えられない台詞でもあり、これまたツンデレという武器を隠されていたことに気づく。惚れる。
そして毎度お馴染み哀ちゃんの最後の台詞にもやられた。前作の「紺碧の棺」でコナンに相棒と言われてまんざらでもなかった哀ちゃんが、今度は自分から相棒を語るとは。。上手い。ずるい。
というかコナンもほぼ絶対音感持ってそうなのに音痴なのは解せない。
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【印象に残ったセリフ】
秋庭怜子「じゃあ、頼んだわよ。探偵くん。」
灰原哀「それに、私も彼を信じてるから。相棒としてね。」