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ツレがうつになりまして。のtrmのレビュー・感想・評価

ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)
2.7
「うつ病」などの精神疾患に対する世間の認知度が上がり、精神疾患に深く踏み込んだフィクションも増えてきている今にこの作品を観るとどうしても「足りてない感じ」が否めない。

あくまでも主人公ははるこさんで、ツレは脇役。ツレがうつ病という困難に立ち向かいながら、絆を深めて二人で成功を手にする、分かりやすい話。

そういうエッセイ漫画なので当たり前だが、うつ病のツレの描き方はうつの症状となって現れる表面的な部分。片側の視点で、寄り添い合う夫婦の良い話風に書かれてる感じで、腹落ちしない。現実はもっとカオスだろうと思うが、それはおそらくエッセイから削ぎ落とされた部分で本人たちしか知らない。

全体的に非常に説明的なので90分くらいならもう少し評価できた。
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