ばま

ツレがうつになりまして。のばまのネタバレレビュー・内容・結末

ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

結婚式の誓約の言葉の、本当の意味がわかる映画。

ツレは本当にギリギリまでよく頑張ったし、辞めさせたハルコさんは素晴く良い妻。
本当に、すごく素敵な理想の夫婦やなって。

最初は、『ツレ』『ハルコさん』って呼んでることからして、力関係が目に見える感じやったけど、
うつが発症してから、その力関係も平等になったように感じるというか、、、
ハルコさんの心境も変わったんやろうな。




玄関で、ツレがハル子さんの手を握って「………うん。」ってするシーンがすっごい好き。


「恐縮だが、ひとことだけ言わせてもらいたい…」
→amazonプライムをiPhoneで見ながら、
電車の中でガチで泣きそうやった。


途中で1回絵が飛び出してくるファンタジー入ったのは、すごくすごく謎やったけど…


あと、一見すごいチャラそうに見えるけど、後輩(中野裕太)実はすごい良い人やった。
すごい良くわかってくれてるやん、って。
好感度めっちゃ上がった!!



うつは心の風邪。
でも、まだまだ認知度も理解度も低いのは、なったことがないと本当にその辛さが理解できんから。
ならん人はならんし。


病院いってないし診断もくだされてないけど、今思い返すと「あの頃のあの辛さはきっと鬱やった」って時期があるから、
見てて辛いけど、本当によくわかる。

「申し訳ない、このままじゃアカン」ってすごい思うけど何も出来んし、携帯も怖いし、人も怖いし。
ハルコさんがイラっとしてしまった気持ちも良くわかるけど、それで死にたくなるのも死ぬほど良くわかる。


ツレの弟みたいに「そんなもん気の持ちようやろ」って言う人は、きっとこの映画を見たところで理解できんし、一生わからんのやろうな、、!

もっと理解者が増えるといいよな。
ばま

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