このレビューはネタバレを含みます
結婚式の誓約の言葉の、本当の意味がわかる映画。
ツレは本当にギリギリまでよく頑張ったし、辞めさせたハルコさんは素晴く良い妻。
本当に、すごく素敵な理想の夫婦やなって。
最初は、『ツレ』『ハルコさん』って呼んでることからして、力関係が目に見える感じやったけど、
うつが発症してから、その力関係も平等になったように感じるというか、、、
ハルコさんの心境も変わったんやろうな。
玄関で、ツレがハル子さんの手を握って「………うん。」ってするシーンがすっごい好き。
「恐縮だが、ひとことだけ言わせてもらいたい…」
→amazonプライムをiPhoneで見ながら、
電車の中でガチで泣きそうやった。
途中で1回絵が飛び出してくるファンタジー入ったのは、すごくすごく謎やったけど…
あと、一見すごいチャラそうに見えるけど、後輩(中野裕太)実はすごい良い人やった。
すごい良くわかってくれてるやん、って。
好感度めっちゃ上がった!!
うつは心の風邪。
でも、まだまだ認知度も理解度も低いのは、なったことがないと本当にその辛さが理解できんから。
ならん人はならんし。
病院いってないし診断もくだされてないけど、今思い返すと「あの頃のあの辛さはきっと鬱やった」って時期があるから、
見てて辛いけど、本当によくわかる。
「申し訳ない、このままじゃアカン」ってすごい思うけど何も出来んし、携帯も怖いし、人も怖いし。
ハルコさんがイラっとしてしまった気持ちも良くわかるけど、それで死にたくなるのも死ぬほど良くわかる。
ツレの弟みたいに「そんなもん気の持ちようやろ」って言う人は、きっとこの映画を見たところで理解できんし、一生わからんのやろうな、、!
もっと理解者が増えるといいよな。