【中越典子さんにもっといい役を!】
大槻ケンジ原作、ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督作品。
1980年代に高校生活を送った若者たちの青春ドラマ。
最初に、並の青春映画のように面白い話じゃないと、変な予告が出てくるが、しかしやっぱり並の青春映画なんじゃないかなあ、と思う。好きな女の子(黒川芽衣)がいたり、同級生同士でバンドを作ろうとしたり、憧れの美人教師(中越典子)がいたり、まあありがちな話ばっかりなのである。
でもって、好きな女の子と一回だけデートをするのだが、その後・・・。映画はその20年後から回想される形で進むが、この女の子との関係がこの回想形式に緊迫感を幾分与えていて、まあまあの出来になりおおせているかな。
私的な注文で恐縮だけど、中越典子さんにはもっといい役を振って下さい。