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青い恋人たちのtakのレビュー・感想・評価

青い恋人たち(1982年製作の映画)
2.9
「青い珊瑚礁」(80)のランダル・クレイザーが監督・脚本を担当したなんとも開放的な恋愛映画「青い恋人たち」。シカゴの名曲Hard To Say I'm Sorry(素直になれなくて)やティナ・ターナー、エルトン・ジョンなどが使用されたサントラ盤も素敵なのだが、絵になる風景と絡みあう男女の姿ばかりが心に残る映画だった。こんだけ裸が多い映画、今じゃなかなかみられない。

エーゲ海のサントリーニ島を訪れたアメリカ人カップル。ヌーディストビーチや二人でイチャイチャするのを楽しんでいたけれど、それも少し飽きてきた頃、ミステリアスな考古学者のフランス人女性と出会う。
オレ、あの女(ひと)に惚れたよ
私はどうすんのよ(涙)
でもあの女(ひと)素敵
じゃ三人で抱き合いましょう
…とまぁ、なんとも羨ましい三角関係の恋愛模様。そんな楽しい休暇も終わりが近づく。現実の社会生活へと戻らねばならない。

僕は「ゴールデン洋画劇場」(いかにも80年代のフジテレビ系でやりそうな映画!)でこの映画を初めて観た。これが21時からお茶の間で流れてたかと思うと、いい時代だったんだなと思う。

「セックスと嘘とビデオテープ」のピーター・ギャラガーが、三人でベッドを共にして「もうやりすぎて疲れちゃった」という表情に。すると二人の女性は「セックスの神様よ!」と巨大なペニスの偶像を部屋に飾るという場面が、高校生の僕にはとても印象に残っている。おまけにお相手の美女は、フランス美女のヴァレリー・クィネッセンと、「スプラッシュ」の人魚姫、「ブレードランナー」のかわい子ちゃんレプリカントのダリル・ハンナなんだからぁ!!。友達の間では「あの男優、許せん!」というのが素直な感想だった。えー、若気の至りでございます。

また観たいよなぁ。
tak

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