たかすぎ

新選組のたかすぎのネタバレレビュー・内容・結末

新選組(1969年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

前半見逃したものの、BS日テレでやってたよ

この新撰組は、とてつもなく渋い‼️😆
CYBIRDとかがやらかしてる乙女ゲーみたいな線の細いキラキラしたイケメン侍なんか一人もいないのよ✨www
それはそれは汗臭くドシドシ闊歩する恰幅よくて野太い声のガチ集団しか出てこないヤツ

近藤勇が三船敏郎
土方歳三が小林桂樹
沖田総司が今や白いお父さん犬の北大路欣也
芹沢鴨が三國連太郎
山南敬助が中村梅之助

皆さん既に重鎮級なオーラ漂わせてるので、テロップがないから観てるだけでは誰がどの役なのか本気でわからんかったw

芹沢鴨がドクズキャラ凄かった
釣りバカのスーさんとはえらい違いよ❗

北大路感がしなかったけど、多分あのポニテの目力強いのが沖田よね思ったらそうだった

若いしイケメン✨だけど、銭形平次の北大路感すらまだしてなくてなかなか気づけないかも❗
キリッとしてて石原良純に似てないこともないw

縛り上げて拷問するシーンの血糊がリアル◎
後半の見せ所、池田屋襲撃前からもう顔面が汗だくギトギトなのもリアル侍

暗闇の斬り込みはもう事件眺めてる気分だわ
奇声と悲鳴と広がる血の海と飛び散る血飛沫
あんな狭い廊下での斬り合い、戦いにくそうでハラハラ‼️
シンとなった室内で、息を潜め標的を探す

「沖田…お前っ⁉️」
総司がひた隠してた病の吐血でバレる
「何でもありません❗️」
総司……😢
史実と違う最期、何でなんだぜ
今作は病死じゃなかったわ
「近藤さんによろしく❗️」泣けるわちくしょう

近藤勇が土方歳三らと出会い、新撰組で実権を握り池田屋襲撃で勝利を得た後
新撰組がボロボロと失速していって
鳥羽伏見の戦いで、総大将だった徳川慶喜が戦い放棄して敗走したせいで見捨てられた形になり
最終的に逆賊扱いで斬首刑となるまでを描いてる作品

あんなに大勢に慕われてる近藤勇なのに逆賊扱いなんてホント酷すぎる
慶喜が裏切ったのも最悪だったよね❗😡

なんだアイツ❗️なんだアイツ❗️そんなアイツは谷守部‼️💢
近藤勇を逆賊人殺し呼ばわりしてくるなんだアイツ❗️🤯
有馬達が必死で近藤斬首を止めようと説得しても頑として受け入れなかった官軍の将が石頭でクソやった

世の流れが変化していく中で
後半の近藤勇は完全に運に見放されてたように思う😢
しかし決してそれは無駄死にではなくて、彼1人が死ぬ事で大勢の命が助かったのだろうし
リーダーとして全てを背負って終わらせた偉業みたいなものだった
運こそ尽きたが人徳は大いにあったね
切腹くらい認めてやって欲しかったなぁ…😢

「誠実に生きようとすれば生きようとするほど、身動きがとれなくなった」
斬首前の一言😭😭😭😭
なんでこんな立派な男が死ななきゃならなかったんだろう
偉業と言えどもやっぱり感情がついてこないよ晒し首になるんだもの😢

「この方が斬りやすいでしょう、どうぞ」
そう言って髪をどけてやる、最期まで気配りする
こんな男が何故死ななきゃならなかったんだろう

徳川ァァァ‼️🤯💢って思いが沸々してくる

自国を思い真剣に生きた彼に申し訳が立たない多様化しきった現代の日本
こんな未来を局長はどんな眼差しで眺めてる事だろう
すみません😣💦⤵️相変わらずお国の上層はガタガタのグズグズ体たらくですみません、ってなる

ズーンと心重くなる、まさに先人に合わせる顔を無くした現代人な私がまた自己嫌悪に陥ったりするラストだった
たかすぎ

たかすぎ