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プライドと偏見のtaruponのレビュー・感想・評価

プライドと偏見(2005年製作の映画)
3.8
封切りの時に、映画館で見て、その後もDVDや配信で見てるので今回何度目?でも、レビューをしていなかったので、見直したこのタイミングで。

もともと、原作ファンで封切で見た時も、キーラ・ナイトリーは綺麗でキラキラしているけれど、どうしても2時間でまとめるにはこぼれる部分が多くて「うーん」と思った。
そして、どうしてもBBCドラマ版と比較してしまうのが、この作品の不幸なところなのだなとは思ってしまうのだが・・・。

こちらの映画版の良いところは後にも先にもキーラ・ナイトリーの演じるちょっと現代っぽいエリザベスの魅力。とにかく可愛いし綺麗。
2時間で納めるためにある意味、主人公のエリザベスにかなり絞って他の登場人物を薄めに描いているから、この映画ではいる人には見やすいのかな?
あと、映像はすごくきれい。ピークディストリクトの自然はもちろん、ペンバリー館(ロケ地はチャッツワース)、ピングリーのお屋敷(ロケ地はバジルドンパーク)等等超豪華!
ベネット家のお家は、ドラマ版よりももう少し庶民っぽさがあるけれど、これはこれで雰囲気はある。

ただ、ダーシーはやっぱりコリン・ファースの勝ちだよね。マシュー・マクファディンのダーシーはお顔は私的には嫌いではないが、キーラに押されて若干影が薄い。

あと、まぁ映画は短いからの宿命ではあるけれど、出てくるそれぞれの人物のキャラが濃いのがこの物語の面白さでもあるけれど、そこは限界がある。
全然気づいていなかったが、一緒に旅行に行く叔母さんのガーデナー夫人がダウントン・アビーのイザベル役のペネロープ・ウィルトンだった!!
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