びーる

プライドと偏見のびーるのレビュー・感想・評価

プライドと偏見(2005年製作の映画)
3.8
ジェーン・オースティンの小説をジョー・ライトが映像化した作品。
「プライドと偏見」
18世紀の高貴な生活と仲睦まじい姉妹の純愛で、心温まる作品でした。

作品の舞台である18世紀のイギリスでは女性に相続権がありませんでした。そこで高名な家に嫁がせるという結婚政策が行われます。そうとなると「男を見る目」を磨かなければいけません。女性の鋭い感性による見定めがとても見応えがありました!

男性のほうも、自分の家系の面子を保つために女性を選ぶのは慎重です。自分の物差しが判断基準となりますが、それが返って相手を遠ざけてしまいます。そんな大きな葛藤が盛り込まれた作品にかなりもどかしい気持ちになりました。

情に溢れた演技も見どころです!
キーラ・ナイトレイの存在感は計り知れませんね!照れた演技の笑顔が目に焼き付いています。

文学作品ではありますが、テンポも良くとっかかりやすい作品であると思います。英国産純愛映画ということもあり田舎の自然の風景も堪能でき、センチな気持ちになりました…!
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