この頃の三木聡の作品、面白かったよなぁ…
幼い頃に両親に捨てられ孤独に生きてきた大学生の竹村文哉。そんな文哉は
84万円の借金をしてしまい、返済期日があと3日に迫っていた。
その期日の前日、文哉の前に借金取りの福原が現れ、"ある事"をしたら借金をチャラにすると言われる。それは吉祥寺から霞が関まで福原に付き合い、
"東京散歩"をすることだった…
ストーリーはこんな感じ。
三木作品の独特のシュールな展開、セリフとセリフの絶妙な間が面白いんだよね。それに加え、今回の作品観ていてほんわかするんだよね。文哉が福原と一緒に過ごす数日は、文哉が忘れかけていた"ある事"を思い出させるんだよね。まぁ、それがエモいエモい！
何か泣いちゃいそうな展開でね…
三木作品にしては珍しいね。
またこの作品、ドラマ"時効警察"とほぼ同時期に作られていたので、ドラマ出演者も参加しているんだよね。特に岩松了とふせえりの絡みのシーンなんか"熊本と又来"の絡みにしか見えない
その上、主役はオダギリジョーだし！
福原を演じた三浦友和も、他の作品では観れない様な緩い感じも心地よいしね。
それにしても、何気に女優陣が豪華！
キョンキョンに、吉高、そしてあの人がドラマの役のまんま出てくるし…
やっぱ何度観ても面白いよなぁ…
