昭和時代に繰り広げられる男たちの義理を描いた任侠作品「昭和残侠伝」シリーズの第五作目。
高倉健が主演、池部良が共演、藤純子がヒロイン役を務める。
昭和初期の浅草と大谷が舞台。
蔵前一家の花田秀次郎（高倉健）は渡世の義理で雷門一家の客分の風間重吉（池部良）と差しで勝負し、風間の片腕を切り落とす。
「勝負はこの場限り どちらが勝っても恨みっこなし」
花田は仙台刑務所から刑期を終えて出所すると、名古屋の親分に世話になっている蔵前一家の跡取りに会うために仙台から名古屋に汽車で向かうが、その車中で林田一家の親分と知り合う。
林田は組員を堅気にさせて、石切り場を仕切っていた。
花田は林田の世話になることになるが、偶然、芸妓をしている風間の女房（藤純子）と知り合う....
渡世の世界に生きる男たちの義理と任侠を描いた作品。
シリーズお決まりの高倉健と池田良の二人による討ち入りが見どころで、池田良は片手の一本刀での討ち入りです。
フリーの渡世人・岩波藤吉がちょくちょく花田にちょっかいを出して、作品にアクセントをつけます。
風間の妻を演じた富司純子が美しく、揺れる女心が切ないです。
2022.1 BS12で鑑賞
