マッチ工場で働く少女イリス(推定18歳)は,毎日身を粉にして働くが,搾取する親や自分をもてあそんだ男へ復讐する。男への手紙が切なくかなしい。不運な幕切れに余韻が残る。
ところで,同日鑑賞した「パラダ…
マッチ工場の少女
神戸新開地にあるパルシネマしんこうえんにて鑑賞 2024年1月18日
イリス(カティ・オウティネン)はマッチ工場で働きながら、母(エリナ・サロ)と働かない継父(エスコ・ニッカリ)…
面白すぎる。不満が爆発した女性の復讐劇。家族、一晩の男、彼女を甘く見たのね。
ジャケの上のオデコさんが強烈すぎる。いつ出てくるのかと思っていたらこの人?別人みたい。
悲惨な目に遭ってサイコパスに…
久々再見。A・カウリスマキ監督との出会いは本作。少ない台詞、思い詰めた表情、歌謡曲とカウリスマキワールドに溢れている。ただ他監督作品と違い絶望感の色濃く、若干の違和感も。カウリスマキ監督作品の常連で…
>>続きを読む「マッチ」や「少女」なタイトルだから、どうしても童話なイメージが浮かんでいたが、全然違っていて「氷の微笑」も真っ青な展開に。短尺もあって、後半はあれよあれよと進んでいく。
セリフが極端に少なく、劇…
■アキ・カウリスマキ監督作品〜🇫🇮■
社会の底辺に属する労働者や主人公に捉え、踏みにじられる人間性とその回復を描くことが多い作家主義の映画監督〜🎬
本作『マッチ工場の少女』は、『パラダイ…
監督・脚本・編集:アキ・カウリスマキ、撮影:ティモ・サルミネン、出演:カティ・オウティネン、他による、“労働者三部作”の第三作目。
アキ・カウリスマキ版「マッチ売りの少女」。
相変わらず、音楽の…
このレビューはネタバレを含みます
台詞が少ないですし、全体的に暗く、観ていると憂鬱になります。しかもラストは報われません。だがそれがいい。
カウリスマキ監督の映画は音にこだわりが感じられる作品が多いですが、この作品も、効果音が効果…
台詞での感情表現を限りなく排除したミニマルな構成。背景や音楽から登場人物の世界観を想像しなければならない、いい意味で不親切な映画。
主人公の復讐を淡々と描いていく終盤は、いかにもアキ・カウリスマキ…
「わかってもらおうなんて思ってないけど、見えるものだけが全てじゃないし、わたしはもっと複雑なんだよ」とちょうど思っていたときに観たのですごくよかった。モノローグもなく台詞も殆どないから、ただただ現実…
>>続きを読むVillealfa OY