えす

バッド・ルーテナントのえすのレビュー・感想・評価

バッド・ルーテナント(2009年製作の映画)
3.5
南部映画の快作。ラリったニコラス・ケイジの佇まいと、それに同調させるように付き纏う手持ちカメラの撮影、爬虫類の接写が面白い。それでいて肝心なところはバシッとキメる。留置場が洪水になる冒頭と地続きになるように「水」に幽閉された二人を捉えたラストも良い。エヴァ・メンデスに錆びたスプーンを手渡すシーンも水中に居るような照明で撮られている。
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