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バッド・ルーテナントのペインのレビュー・感想・評価

バッド・ルーテナント(2009年製作の映画)
4.7
ニコラス刑事モノとしてトップレベルの快作。

実際、刑事本人も本作が自身の出演作で“一番のお気に入り”と公言している。

あの名作「アギーレ 神の怒り」のヘルツォーク監督作だと思うとだいぶ映画としての作りはユルいんだけれど、それでもハッとさせられる瞬間も多々あり、面白い。

ニコラスが見る幻覚のシーンでイグアナのカメラ目線ドアップのショットを入れたり、終盤の“ダンス”シーンもとち狂っていて観ているこちらも終始ラリっているような感覚になる。

ニコラス演じる警部補が、ヤクの売買をしてるカップルを取り押さえて逮捕するのかと思いきや、その女からその場でヤクを貰ってキメて、その女とセックスをし始めるくだりは流石に呆れた(笑)

ライアン・ゴズリングの奥さんエヴァ・メンデスがニコラスの恋人役で出演しているんだけれど、この人どの映画でも“悪い男のビッチな恋人役”な気がする(「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ~」とか「アンダーカヴァー」とか)。
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