まめだいふく

スウォーズマン/女神伝説の章のまめだいふくのレビュー・感想・評価

3.0
 「奴は超力のために一物を切った」

 スウォーズマン?  ‶ス” はいらないんじゃね? ウォーズマンでよくね? 「コーホー」
 なんてくだらないこと考えてたけど、なるほど『SWORDS MAN』か。つまり剣士ってことだね。カタカナで書くと途端にダサくなるな。

 本作は一応『スウォーズマンⅡ』ということになってるけれど、前作とはキャストが一新され、ストーリーも繋がっていないので、ジェット・リー目当てに本作だけを鑑賞しても問題無し。原題は『東方不敗』だし。

 で、この東方不敗を演じるブリジット・リンがドはまり役で、妖艶とはまさにこのことだな、と。
 ジェット・リーのアクション目当てで鑑賞したんだけど、ブリジット・リンに目を奪われたなあ。

 期待していたアクションは重力無視のワイヤーアクションで、みんな不自然に空飛んでて、あまりスタイリッシュではなかったのが残念。

 ストーリーは何だかゴチャゴチャしていてよく分からない。何せ反豊臣秀吉の忍者軍団が中国に渡ってくるという無茶苦茶な設定。
 で、その忍者軍団の日本語が酷い。すべて棒読みだし、戦ってる最中に「連続斬りだ!」とか「旋風斬りだ!」などと必殺技名を連呼。格ゲーか!
 そして夜営の時はなぜか『あんたがたどこさ』や『おしくらまんじゅう』を延々と歌い続ける。こ、これが中国から見た日本の忍者なのか……。

 ラスボスを撃破しても、必ずしもめでたしめでたしとはならないラストが、良くも悪くも印象深い。
まめだいふく

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