kanax55

甘い生活のkanax55のレビュー・感想・評価

甘い生活(1959年製作の映画)
3.3
ローマの上流階級の退廃の極みといえる、享楽的で快楽主義な生き方。主人公はデタラメな生活をしつつも、心からそれを楽しんではおらず、人生に虚無感を覚えていた。信仰心や夢も持っていた。

が、救いを求めていた友人の自殺で、自己崩壊。狂人のレベルまで堕ちる。

ラストシーンの、天使に似た少女の視線が、救いに感じた。考えさせられること一杯の映画だけど、もう一回観たいかといえば微妙。長い。少し浅いと感じるのは何故だろう。
kanax55

kanax55