のんchan

甘い生活ののんchanのレビュー・感想・評価

甘い生活(1959年製作の映画)
4.0
フェリーニの有名作の1本ですが初鑑賞。
ジャケ写の色味がとても好み🧡💛なのと、アヌーク・エーメがイタリア映画に出てたのね?😮が気になって185分にチャレンジ。


作家志望だがゴシップ記者に甘んじているマルチェロが、彼女と暮らしながらも日夜、スクープ狙いとの建前で上流階級の人々が集まる場所へ出掛け、交友を楽しみ、その夜その夜に女と遊び、彼女に自殺未遂され、親友を亡くし、それでも変化できない男の話。


アヌーク・エーメ(当時27歳)は富豪の有閑マダム、やはり美しい🤩
アメリカからグラマラスな女優としてアニタ・エクバーグ(当時28歳)が登場し、マルチェロが甘く囁いて誘うが、行き着く先はトレヴィの泉、ドレスが素敵、そして子猫🐈との戯れが最高🥛名シーン✨

モノクロだけど、衣装の質感が伝わってくるし、オカマたちのダンスも面白い。当時の建物(豪華マンション、貴族の館、富豪の屋敷等)や名所を楽しめる。

観ている間はフェリーニらしさ満載のやりたい放題し放題?とも思いながら、楽しむという感じではなかったのが正直なところ。
しかし、観終わってからの余韻が凄い。
意味がないようで計算されているんだと🤔
ローマの7つの丘で7つの晩と7つの明け方に起きる大罪を纏めているらしい。
OPのキリスト像(美しいけど贋物)とEDの怪魚(醜いけど本物)を対比させているのか?とか、マルチェロと少女の対比もそう考えると腑に落ちた。


マルチェロ・マストロヤンニ、この時まだ35歳😮白髪も混ざり10歳は上に見えたけどな。
実生活も色男だったのでしょうね。
結婚していたのに「人生で心底愛した女は2人だけ、アニタ・エクバーグとカトリーヌ・ドヌーブ」
この作品でアニタを確認出来て良かったです。
まぁ、なんでも好みだけど、私はマストロヤンニの顔は苦手🤫
絶対にアイラインと付けまつ毛してると思う🤭
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