志村喬みたいな俳優は無意識化で”善き人”だと刷り込まれているから、差別側に回られるときついな。
現代でも跋扈するようなイジメ・差別描写と美麗なロケーションが実にアンマッチで皮肉。
終盤の不幸の釣瓶打…
差別、貧乏、死……不幸の嵐がアイヌ集落を襲う。笑ってしまうくらいに容赦がない。そして何も解決しない。変われないのだから耐えろ、という視点は成瀬らしい。ラストのトラックバックが悲しすぎる。「さようなら…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
お前たちの時代はまだまし、というようなことばに、今は果たしてもっと良くなっているのだろうか、と考える
本当に耐える必要があるのか?耐えるしかないのか、同じ人間なのになぜ耐えなければいけないのか、、
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アイヌの差別と姉弟が現実に立ち向かう姿を描いた映画。大人たちの諦めとが対比される。どの時代、どの場所であっても差別的待遇はなくならないんだろうね。特に現在の世界中の様子を見ると。悲劇ばっかりの映画だ…
>>続きを読む京橋の国立映画アーカイブにて鑑賞。
好きな成瀬巳喜男監督の未見作だから観に行った。
差別問題が全体を覆っている映画なので、成瀬監督作の中でも超重たい映画。
それでも、差別される側の人々の中で、ほの…
「成瀬監督と橋本忍の脚本の社会派的題材だか後味は良い」
成瀬監督作品では珍しい社会派的題材で、アイヌを題材にした文芸作品。
北海道の某所のアイヌ人部落に住む中学生姉弟が、学校で一部の同級生から…
アイヌの話。森雅之が最初にクレジットされたから、どこにいるのかとずっと見てたら、このヒゲモジャの親父が森雅之だった。なかなかすごい存在感。
音楽が伊福部昭というのもあり、民族の大きな問題を扱ってい…
民族差別に屈してきた大人に育てられた、民族差別に屈しない少年少女の物語。
アイヌだからと陰湿ないじめを受け、卑怯な手を正しくされるなどといった、決して和人と平等に扱われることのないコタンの人々。…
北海道のアイヌ集落で暮らす子供たちを扱った成瀬の異色作。彼らが直面する差別や偏見を残酷に描き出す。そのような境遇に慣れてしまった大人たちの不甲斐なさと、泣いたらと立ち上がる子供たちの逞しさのコントラ…
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