『ブレードランナー』、『トータル・リコール』のフィリップ・K・ディックの短編小説『変種第二号』の映画化。
米ソの戦争が、企業vs労働者と科学者の連合軍に変わってる以外は、結構原作に忠実で変にイジってないのが良い。
タイトルの”スクリーマー”とは連合軍が開発した防御用兵器のことで、生きるもの全てを襲うようプログラムされているので、今や連合軍にも脅威となっていた。
しかも、どこにあるのかも分からない工場で生産され進化を重ねる”スクリーマー”は、人型となり人間の中に紛れ込んでいた。
変種のタイプ1とタイプ3は判明したが、タイプ2がどんなものなのか全く不明だった。
SFアクションではあるんだけど、人間同士でお互いがタイプ2なのではないかと疑心暗鬼になっていくのが面白い。
オチは原作とちょっと違うが、どっちも好き。