KSat

テープのKSatのレビュー・感想・評価

テープ(2001年製作の映画)
2.7
案の定、舞台劇原作の密室モノ。

アホみたいに多いカットはどれもキャメラ配置を凝らせていて、なるほど、そうやってコレを映画たらしめているんだな、ということは解った。

だが、内容は、結局、面倒臭い3人の登場人物による「やった」「やらない」の埒があかない会話劇でしかない。とりわけ、イーサン・ホークのキャラクターは面白いが、絵に描いたような「大人になりきれてない大人」であり、なかなか不快。

ただ、リンクレイターが一貫して追求する時間という概念を映像化する試みとして観る分には、さして問題ない。
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