東京国際映画祭学生応援団

狩人の夜の東京国際映画祭学生応援団のレビュー・感想・評価

狩人の夜(1955年製作の映画)
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子供たちが狂気的な男に追いかけられる恐ろしい話。けれども、どこか御伽話を見ているような、不思議な感覚を覚えるのがこの作品の凄いところ!

チャールズ・ロートン監督による1955年の作品。チャールズ・ロートンは本職は俳優で、これが唯一の監督作品。でも、本当に初めての監督したの?とビックリするくらい完成度が高い❗️😲

この映画はなんといっても、子供たちを追いかけまわすハリー・パウエル役を演じた、ロバート・ミッチャムの演技が本当に恐ろしい。まさに怪演😨

こんな狂気じみた人に追いかけられたら大人でも怖気づきそう。それでも、頑張って逃げ続ける子供たちの姿は、観るものを勇気づけてくれる🔥

そしてこの作品は物凄く美しい。子供たちが進んで行くにつれて変化していく風景はどこを切り取っても幻想的で、どこか牧歌的な温かさを感じる。

普段モノクロ映画をあまり見ない人に特におすすめです!
モノクロ映画の美しさに気付かせてくれる作品だと思います!!

《鑑賞者:たくみ》