世紀末を迎える世相を反映したかのような重厚なクライマックス。
重厚さを演出していた音楽の伊福部さん最後の参加作品。
伊福部さん以外にもこの作品を最後にゴジラシリーズを引退された方が多数。
監督も最後だからか?フェチズム全開で撮っていた。
美人アナウンサーをモンスターに襲わせるシーンをやたら長く撮ったり、警察車両を綺麗にピタッと止めたり、他のゴジラシリーズにないこだわり。
山根教授やベビーゴジラのドラマパートは正直ノイズだったものの「最後」として作られたシリーズということもあり、やりたいことをやれるだけやった感じが伝わってくる。
エンディングがこれまでのゴジラシリーズのコラージュになっていて熱い。