haya

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人のhayaのレビュー・感想・評価

4.6
ハリーポッターシリーズで1番好きな作品。

ハーマイオニーの不可能な授業のスケジューリングやルーピンの正体をボガートを使って示唆するなど序盤から質の高い伏線を多く張り巡らせ終盤に全て綺麗に回収していく構成はシリーズの中でも特に凝っていると感じた。
特に好きな伏線は死んだと思われていたピーター・ペティグリューの名前が忍びの地図に浮かび上がるシーン。死んだ人間が生きているかも知れない不気味さと名前はあるのに姿は見えない理由などかなり芸術点高い伏線回収。

また今作から登場したシリウス・ブラックやルーピン先生などの新キャラがとても魅力的。
ヒッポグリフやボガートが登場するハグリッド、ルーピン先生の授業も観ていて楽しい。
叫びの屋敷で真相に一気に近づく雰囲気もかなり物語に引き込まれた。
2時間以上の映画があっという間に終わってしまうシリーズ屈指の傑作。

「我、良からぬことを企む者なり」
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