みかん

トガニ 幼き瞳の告発のみかんのレビュー・感想・評価

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)
4.4
聴覚障がい者学校に赴任することとなった美術教師の男。校内には不穏な空気が漂っていた。
やがて教師たちの汚職、生徒たちが受けるおぞましい虐待の実態を知った彼は、人権センターの女性と共に告発へ向けて動き出す話。

韓国で実際起きた事件をベースに作られていて、観るのが辛い場面もあり、後味は悪いが社会的メッセージが強い作品。重いが見てよかった。
当時この映画が公開され2ヶ月後事件の再調査が行われ、障がい者や未成年に対する性暴力の懲罰化を盛り込んだ特例方が成立したらしい(トガニ法とも呼ばれている)
被害者の保護に強化された法律が作られた映画。
子役の子達トラウマにならないか心配になるほどの演技…。
作中の字幕でも障がい者の〝がい〟が漢字表記で障害者になっておりきちんと〝がい〟はひらがな表記にした方が…と少し気になった。
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