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沈黙 SILENCEのharuのレビュー・感想・評価

沈黙 SILENCE(1971年製作の映画)
4.0
邦画「沈黙」

スコセッシ版は公開当時鑑賞しましたが、あれから数年経ち、記憶が若干薄れた今篠田版を鑑賞。ストーリーは概ね覚えていたので特に問題なくついていけましたが、こちらを先に見ていたらわからなかった部分があったかも。(原作未読)ということでスコセッシ版の方が良く言えばわかりやすい、ただ若干言葉にしすぎな感はあるかもです。
本作は原作者の遠藤周作が関わっているので、より原作に忠実なのか?と思いきや、むしろスコセッシ版の方が原作通りらしいです。個人的にはスコセッシ版では最後神がめっちゃ語ってくるところが気になっていたので本作の方が好きですが、どちらもそれぞれの面白さがあると思います。
キチジローというキャラクターについては、本作でより理解できたように感じます。でもフェレイラは衝撃すぎてちょっとよくわからなくなりました(笑)
キリスト教はなぜ日本に定着しなかったのか。私がなぜキリスト教の教えを理解できないのか。いろいろ考えさせられました。
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