スコセッシ版に先駆けてこっちを観てみました。
原作未読なのですが、パードレの日本語能力にどうしても胡散臭さを感じてしまう。その辺が興を削いでませんか、というのは酷な指摘だろうか。拷問・弾圧の描写も思っていたよりソフトだった。
そういう色調を指定しているのかはたまたプリントの問題か、画面がめちゃくちゃ暗くて何が起こっているのかわからないシーンが多々あったのだけど、そんな中でろうそくに火が灯るときの陰影がとても素晴らしかった。フィレイラの英語がたどたどしい一方日本語が流暢すぎると思ったら、そういう演出なんじゃなくて丹波哲郎が演じてるんですね。観終わってから気づいた。笑