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ドリームキャッチャーのyawaraのレビュー・感想・評価

ドリームキャッチャー(2003年製作の映画)
3.0
少年時代の回想がノスタルジック。現在の彼らをうまく補完している点もいい。
構成はあまりうまくなく、とっ散らかっている。頻出する記憶の倉庫の描写はあまり効果的に働いていない。むしろ回想シーンとうまく対応が取れていなくてノイズに近いと言っていい。
二人があっさり死ぬのは潔いが、あまりに扱いとしてあっけない。どこかで見せ場を持たせるなどして四人をバランス良く描いて欲しかった。
また彼らにはテレパシーがあるため、ヒッチハイカーを起因とする疑念と物語上うまく噛み合っておらず、どちらの設定も活かし切れず中途半端になってしまっているように感じた。SFならSF、ファンタジーならファンタジーに振り切るという一種の思い切りがあったほうが良かったのでは。

クリーチャーのCGは当時としては相当なレベル。
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