不在

黒猫・白猫の不在のレビュー・感想・評価

黒猫・白猫(1998年製作の映画)
4.6
これは、豚が錆びた車を食べる映画である。
言葉にすると全てが陳腐だ。
視覚的快楽やリズムの為に、整合性や辻褄を捨てる。
普通はそういう所から綻んでくるものだが、この映画は圧倒的な熱量によってねじ伏せる。
その力で凄まじい数の歯車を回していくのだ。
狂乱、全能、慈愛。
人間の持つ全てのエネルギーで溢れている。
不在

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