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血涙の志士のドクターのレビュー・感想・評価

血涙の志士(1928年製作の映画)
3.3
横浜シネマ・ジャック&ベティにて美恵’sサイレント映画VOL.2で鑑賞。
柳下美恵さんのピアノ伴奏付き上映で楽しめました。
サイレント映画とは…?、「1895年に誕生した映画は今年120周年を迎えます。約40年は音楽の生伴奏と共に上映され、そのスタイルは現在サイレント映画(無声映画)と呼ばれています。」とのこと。

ジョンフォード監督、ヴィクター・マクラグレン主演のこの作品、1928年製作のモノクロ映画だが、内容は古さを感じさせない傑作。
アイルランドの叙情と怪奇を描いた本作。
まず、藤田さんの伴奏が、生伴奏であることを忘れてしまう程、映像とリンクしていて、すっと映画に入り込めました。
情緒的なピアノの音色と、ポンポンと小気味好く織りなされるストーリーに引き込まれ、あっという間の71分でした。

中々出来ない経験を出来、大満足でした。
兎に角、カット割りが激しい本作無駄なシーンが全くと言って程なく、まさしくポンポンとストーリーが展開されます。

僕が生まれるずーっと前に出来上がった作品でしたが、ストーリーは其れほど古さを感じさせないものでした。

鑑賞後、シネマ・ジャック&ベティ1階横浜パラダイス会館で柳下美恵さんを囲んだお茶会あり。
参加させて頂き、楽しいひと時を過ごせました。
サイレント映画の魅力を知った1日でした。
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