ロッセリーニのスーパーズーム電話映画、 マリアマニャーニャ、愛を求む
ロベルトロッセリーニ監督脚本。フェデリコフェリーニ、ジャンコクトー脚本(他一名)
ロッセリーニ監督の二話の真面目なオムニバス。
主演マリアマニャーニャ。ロッセリーニの傑出作品「無防備都市」やビスコンティ初期「ベリッシマ」で活躍。
マリアマニャーニャの一人芝居のような物語。
特にアモーレ連発する最初のエピソードは部屋のシーンのみで愛を叫びます。
まるで電話の受話器が拳銃の銃口のように見えます。
鬼気迫り脅されてるかのように愛を告げるマニャーニャ、見入ってしまう素晴らしさ。
後半、信仰心の強い、頭弱い女性をフラフラしながら演じます。
マニャーニャは目が鋭く、きっつそうに見えますが、底知れぬ演技力があります。
マニャーニャのようにあんな愛を受話器で叫ばれたら私は嬉しけどなー(一回ぐらいなら)
シドニールメット監督、マーロンブランド出演「蛇皮の服を着る男」を見てから妙にマニャーニャに魅了され本作鑑賞。
フェデリコフェリーニが無言の役で出演してます。
2009年6月5日 0時40分レビュー