どーもキューブ

アモーレのどーもキューブのレビュー・感想・評価

アモーレ(1948年製作の映画)
3.5
ロッセリーニのスーパーズーム電話映画、 マリアマニャーニャ、愛を求む

ロベルトロッセリーニ監督脚本。フェデリコフェリーニ、ジャンコクトー脚本(他一名)

ロッセリーニ監督の二話の真面目なオムニバス。

主演マリアマニャーニャ。ロッセリーニの傑出作品「無防備都市」やビスコンティ初期「ベリッシマ」で活躍。

マリアマニャーニャの一人芝居のような物語。

特にアモーレ連発する最初のエピソードは部屋のシーンのみで愛を叫びます。

まるで電話の受話器が拳銃の銃口のように見えます。

鬼気迫り脅されてるかのように愛を告げるマニャーニャ、見入ってしまう素晴らしさ。

後半、信仰心の強い、頭弱い女性をフラフラしながら演じます。

マニャーニャは目が鋭く、きっつそうに見えますが、底知れぬ演技力があります。

マニャーニャのようにあんな愛を受話器で叫ばれたら私は嬉しけどなー(一回ぐらいなら)

シドニールメット監督、マーロンブランド出演「蛇皮の服を着る男」を見てから妙にマニャーニャに魅了され本作鑑賞。

フェデリコフェリーニが無言の役で出演してます。

 2009年6月5日 0時40分レビュー
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