掴み所がなさそうで、シュールで、でも実はシンプルな愛の話。
ミランダ・ジュライが紡ぎ出す独特のオフビートな世界観が温かくて心地いい。本来ならドぎついシーンも、優しい音楽にのせてゆるっと溶けていく。
大人も子供も老若男女、みんな誰かと出会いたくて、つながりたくて、そっと勇気を出して扉を開ける。そんな風に愛を求めて、人生という時間は過ぎていくのだなぁ。なんてふんわり思いました。
アーティストとして成功したい高齢者専門のタクシー運転手(ミランダ・ジュライ)を中心にした群像劇。小ネタにコメディ感や哀愁やエキセントリックさが程よくミックスされてて好き。
命のはかなさを車上に置かれた袋の中の金魚で見せるセンス♪
黒人少年とオバちゃんのチューがほんのり切なくてキュン。
「時間を潰してるだけさ」とバスを待つオジサンの一瞬の登場。
ハマれない人は全くハマれないヤツです。
ミランダ・ジュライのインスタも、なかなかシュールなダンスで見入っちゃう。