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君とボクの虹色の世界のogierのレビュー・感想・評価

君とボクの虹色の世界(2005年製作の映画)
3.3
埋められないと分かっていながら孤独の穴の修復法を探し続ける。
人生には意味を付けなければやっていけないのだから。
繰り返される日常と少しの変化、奇妙な偶然は燃え尽きる前に通り過ぎた方が良いのはきっと解っている。
それなのにそれを追い続ける事をやめられない。
大都会でも小さな村でも無い普通の街に紅葉が訪れる時、何でもない瞬間が永遠となる。
正解など無い。未完の問いかけ。出来損ないの塊と意味の無い抵抗。素晴らしい世界を見せてくれたミランダジェライに敬意を。
悲しくて美しい人間讃歌。歴史的アメリカンインディーフィルム。
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