よねっきー

君とボクの虹色の世界のよねっきーのレビュー・感想・評価

君とボクの虹色の世界(2005年製作の映画)
4.6
しばらく会っていない親友のことを思い出したりした。人間をジャンルで分けて整理するとしたら「変わり者」の棚に並べられるような子である。

その子はおれの元カノに(会ったこともないのに)えらく嫌われていたんだけど、どちらかというとおれも「変わり者」の棚に並べられるタイプの人間なので、それが悲しかった、のを覚えている。その子が否定されると、自分も否定される感じがするのだ。元カノは多分、この映画のミランダ・ジュライのことも嫌いだ。

「変わり者」の棚に並んでいるような人ばっかり出てくる映画である。その棚に並んでる人が撮ってるし、脚本も書いてるし。だからなんか、ずっと自分が肯定されているようで、終始心地よかった。僕も、きみも、僕たちの知るすべての人はみんな、どっかで変人なんじゃないの?

公園のベンチの「お前が来るんかい!」なシーンが好き。サントラ、オールタイムベスト入り。
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