片腕ファルコン

ロベルト・スッコの片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

ロベルト・スッコ(2001年製作の映画)
2.6
19歳で両親を殺し、精神医療施設を脱走してフランス、スイス、イタリアなどをまたぎ逃亡。窃盗、強盗、誘拐、強姦、カージャック、そして警官2名を含む5人を殺害するという、無茶苦茶な若者ロベルト・スッコ。実在した[理由なき殺人犯]である。。

そんな彼にもただひとり、親密な関係を続けた恋人がいた…というお話だが 分かってるだけ7人も殺してるような男だから行動も支離滅裂。感情移入できる訳もありません!

不可解な行動、狂気…良く言えば深作欣二監督『仁義の墓場』の石川力夫に似ているが、あのような惹きつけるカリスマ性はございません。。

ドラマチックな展開はございませんので予めご了承下さい。。

ただこのベルト・スッコを演じた俳優の表情はベースは冷酷な瞳でいかにも危なっかしい感じが出てて良い。実は完全なる素人さんだそうだ。

ちなみに当時、フランスで大ヒットの『アメリ』に次いで初登場2位になってしまって、上映禁止を求めるデモが起こったらしい。。
そりゃ、そーなりますわな。

こんな時はブルーハーツの『人にやさしく』を聴きましょう!!