紘

女のみづうみの紘のレビュー・感想・評価

女のみづうみ(1966年製作の映画)
-
良すぎちゃったな...
勅使河原映画に通ずる「性」や「罪」のような、人間の本能を刺激される物語にとてつもなく興味をそそられるが、
これらは日本ヌーヴェルヴァーグのテーマらしく、そうか、だから私はこの時代の映画が大好きなんだ、とようやく気付けた一本。その気づきだけでもかなり嬉しい
芸術面でも良いカットが多く、少し不穏な音楽も良い
原作は川端康成だが、物語としても求心力が素晴らしい

吉田喜重の来歴を読んでいたら、アテネフランセでフランス語の勉強をしていたらしいが、ちょうど2日前にフランス映画を見に訪ねた場所だったので、良いタイミングと言うか、観るべくして観た作品だったなと思う
紘