黒い服と白い服を交互に着ている岡田茉莉子。
当然、実際には脱がない岡田茉莉子のヌード写真には顔が写されていない。
それを反復するように唐突な映画内映画撮影シーンでは、主演女優の代役としてヌードスタ…
吉田喜重と岡田茉莉子の共闘において最大の達成といっていいものではないか。モノクロのハイコントラストが印象的な鈴木達夫の撮影を見出すような海辺のロケーションが選択され、俳優たちの身の動きを予測不可能な…
>>続きを読む虚空に手が浮かび、やがてそれが男女の常時であることが移動するキャメラのワンカットであることを理解する。そこから物語はヌード写真のネガを盗まれた脅迫の主題と、誰が本当に私を愛しているのか/誰を本当に私…
>>続きを読む日本の監督で大島渚以外にシネスコが撮れる人いたんだ(知らんけど)。広角の大島に望遠の吉田か?
海が出てきてゴダール味を感じ「軽蔑」感もあるなと思っていたら似たシチュエーションに。岡田茉莉子の空っけは…
吉田喜重監督、鈴木達夫撮影。
冒頭の岡田茉莉子の手のクローズアップから始まるショットでも明らかなように、本作でも岡田茉莉子の複雑な感情を表すために、手や鏡など様々な小道具が用いられている。
そんな女…
浮気相手が撮ったヌード写真をストーカーに取られ、取り戻そうとする人妻の姿を、浮気相手の男を絡めて描く映画。音楽・効果音もあって映画全体が不気味な雰囲気で、夫とは冷め、浮気相手にも冷静な女の、ストーカ…
>>続きを読む1950年代後半から流行しだした「太陽族映画(石原慎太郎原作など)」に対する、ヌーヴェルバーグからのアンチテーゼとして、川端康成の(ある意味で陳腐な)ストーリーと、その美的感覚(たぶんゴダールの『軽…
>>続きを読む