Mamiyaっち

ゼロの焦点のMamiyaっちのレビュー・感想・評価

ゼロの焦点(1961年製作の映画)
4.0
よくこんな面白い話を書けますね。
旅情、男女の過去、トリック、そして・・・
断崖絶壁での対決と告白🔥

“松本清張” ものなら『砂の器』と本作を観て
いなければ話にならないね。

お互い好きだと思って結婚しても、
結婚してみたら「え⁉️」って思うことって…
少なくないですよね。
「こんな人だったのか?」と驚いたり不安に
なったりしますよね。

そこを劇的に描いてるのかなって思います。

先ず、人は《知られたら恥ずかしい》って事
をやってない人はいない⚡️
“それに触れずに” おくのは社会人のたしなみ
って事を知るべき。

てか働くのは当たり前…なのだが、頑張って
〈恥ずかしい〉と言われる仕事をやっている
人が蔑まされるのが世の常。

僕が思うに、「楽(らく)してる」わけじゃ
ないと思うのだがね…娼婦等は‼️

どんなに偽っても、どんなに誤魔化しても
〈恥ずかしい過去〉 というものは消えず、
怯え続けざるを得ないのだと思い知らされる

また、人を愛するということは、
その人の全てを知りたいと願う事なんですよ
“恥ずかしい過去” は隠さねばならない💥
“過去”という厄介なものなんですね。

よく『三丁目の夕日』などで、
昭和30年代が…明るく描写されてますけど、
本当の昭和30年代は、
こういう映画でないと見えてこないと思う💯
Mamiyaっち

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