たけちゃん

ドリームガールズのたけちゃんのレビュー・感想・評価

ドリームガールズ(2006年製作の映画)
4.5
夢を見続けよう……


ビル・コンドン監督 2006年製作
主演ジェニファー・ハドソン、ビヨンセ


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、9月12日が誕生日の方、色々といらっしゃいます。
まずは大好きポール・ウォーカー
音楽好きならハンス・ジマー
エイリアンのアッシュことイアン・ホルム
挽歌シリーズのレスリー・チャン
でも、既に亡くなっていたのは知らなかった……😭
そして、今日の主役ジェニファー・ハドソン

日本に目を向けると…
田中美奈子さん
岡本夏生さん
松本まりかさん
そして、わが娘……( ¯−¯ )フッ
そんな9月12日です。



今日取り上げるのはジェニファー・ハドソンがアカデミー賞助演女優賞に輝いた「ドリームガールズ」です。
ディレクターズ・カット版もありますが、今日は劇場公開版のレビューです。カットがあれば追加もあるディレクターズ・カット版についてはいずれ取り上げたいと思います(≧∇≦)ゞ


と、その前に
【ジェニファー・ハドソン】
1981年9月12日、アメリカのイリノイ州で生まれる。今日で40歳です!
有名なオーディション番組「アメリカン・アイドル」で注目され、その後、この「ドリームガールズ」のオーディションに見事合格。ゴールデングローブ賞やアカデミー賞で助演女優賞を取りました!
オバマ大統領の前で国家を斉唱したり、マイケルの追悼式で「Will You Be There」を歌うなどの実力派シンガーです。

評判は悪いですが、僕は大好きな劇場版「キャッツ」でのグリザベラ役や、もう時期公開の「リスペクト」でアレサ・フランクリンに扮するなど、様々な場所でその実力を披露しています。

そのジェニファーの映画デビュー作「ドリームガールズ」を今日は取り上げましょう!








さて、映画です。
今日はまるまる音ネタ💩ウンチクンです(ˆωˆ )フフフ…
曲と共に映画を振り返ります!
サントラ盤は通常版とデラックス・エディションがあり、僕はDX盤を持っているので、それと合わせてのレビューです!

オープニングからサイコーですね。
舞台はデトロイト
オーディションの夜

カウベルとビンビン響くベースに乗ってスタート
4人組コーラスグループ、ステップシスターズが歌う「I'm Lookin' For Something」(サントラはDX盤のみ収録)

次いで登場するのはリトル・アルバート&トゥルー・トーンズの「Goin' Downtown」(サントラはDX盤のみ収録)


そして、滑り込んだのがドリーメッツです。
カツラを逆に被って、すごくオシャレってね~
ドリーメッツが歌う「Move」がいい!
ファンキーでパンチがあるねぇ👊
もう、のっけからジェニファー・ハドソンがすごいすごい👏😍

ドリーメッツ、後にザ・ドリームズと改名
モデルはダイアナ・ロス&シュープリームスなのは有名ですが、
ビヨンセが扮するのがディーナ・ジョーンズで、これがダイアナ・ロスですね。ダイアナ→ディーナ。

そして、ジェニファー・ハドソン扮するのがエフィ・ホワイト。モデルはシュープリームスのフローレンス・バラード。wikiを見たらエタ・ジェイムズもモデルと書いてあったけど、そうなの?僕は分からなかった……。
実は「キャデラック・レコード」という映画ではエタの役をビヨンセが演じているんだよねぇ。レビューも上げているので、よろしければ見てみて。

3人目のメンバーがローレル・ロビンソン。演じるのはアニカ・ロニ・ノーズです。このモデルがメアリー・ウィルソンなんですが、このメアリーの自伝が元になってミュージカルに仕上げられたんですよね。3人の中では1番客観的だからね。
でも、実話には基づくけど、描かれるのは事実だけではないから、要注意⚠️


エフィの兄、C.C.ホワイトはスモーキー・ロビンソンがモデルらしい。「キャデラック・カー」とか曲作りの才能が有りましたね。


そこに声をかけるのがジミー・アーリーのプロデューサー、カーティス・テイラーJr
演じるのはジェイミー・フォックスです。
彼のモデルはモータウンを創設したベリー・ゴーディ・ジュニア。先日、マイケルの誕生日に上げた「マイケル・ジャクソンの旅」でも出てきましたね。でも、ダイアナ・ロスが出る頃にはとっくにモータウンを作ってましたよ。


そして、登場
ジミー・アーリー
色んなスターが混じっているオリジナルキャラ。
演じるのは、なんとエディ・マーフィ
彼のバックでドリーメッツが歌うんです。
曲は「Fake Your Way To The Top」です。
いやぁ、エディ・マーフィの上手いこと。
驚いちゃいますね。


ジミーの元々のマネージャー、マーティ・マディソン役はダニー・グローバーが演じていました。刑事じゃありませんよ~(笑)。
渋くて良い役でした!


C.C.が書いた「キャデラック・カー」がいいよねぇ。これをジミーが歌うことで認められていきます。


「ステッピン・トゥ・ザ・バッド・サイド」
アポロ劇場でのパフォーマンス
これもカッコイイなぁ。
ドリーメッツがだんだんと垢抜けてくる。


「ラブ・ユー・アイ・ドゥ」はジェニファー・ハドソンの歌唱力が発揮されたモータウンらしいミドルナンバーでしたね~。


マイアミビーチで白人の前でのライブ。
「アイ・ウォント・ユー・ベイビー」
ドリーメッツは髪色が白人っぽい💧
ジミーの腰振り振りのパフォーマンスで帰る白人の姿も……。これによりカーティスはジミーの路線を変更していくことに……。ソウルが失われる😱


ついにザ・ドリームズがデビュー
でも、リードはディーナに……
テレビ戦略のためのルックス重視路線
兄に説得されるエフィ
みんなで分かち合おう…と。
歌うのは「ファミリー」
キャンディーズのスーちゃんとミキちゃんを思い出すなぁ( ¯−¯ )フッ、僕はスーチャン


そして、デビュー曲「ドリームガールズ」
センターにはディーナ
やっぱりこの曲は良いよね~。
"夢をあきらめないで"


「ヘビー、ヘビー」も好きだなぁ。
髪型もすっかり垢抜けた
ヴォーグに出る感じよね。
この頃からエフィは限界
そして、新メンバーが加わることに……


「イッツ・オール・オーヴァー」
この場面、3人の歌唱、素晴らしいよね。
そして、ジェニファー・ハドソンの独唱!
「And I Am Telling You I'm Not Going」
これは凄いわ!


ついにディーナ・ジョーンズとザ・ドリームスと呼ばれるのか。エフィはいなかったことに…😂


そして、カーティスは一大帝国を。
キャンベル・コネクションはジャクソン5か!
曲が「ABC」とかにそっくりで笑う😄


ディーナの映画出演の話で出てくる作品「クレオパトラ」は「ウィズ」のことなんだよね。エリザベス・テイラーの映画とは別物だよ。


その頃、エフィは1人で子育て
この子はカーティスとの子だよね。
この場面で流れる「ペイシェンス」がめちゃめちゃ良い曲。エディ・マーフィが良いのよ。
でも、カーティスは理解しない😩
そして、ジミーはヘロインを手に……


落ちぶれていたエフィは、再び舞台へ。
小さいけれど、歌う喜びを取り戻す。
「アイ・アム・チェンジング」
今の私は昔と違う……
やっぱり素晴らしい、ジェニファー。


そして、兄C.C.がエフィの元に
君だけが歌えるんだ……
「ワン・ナイト・オンリー」を携えて……

ところがこの曲をカーティスが盗み、ダンスバージョンにしてディーナに歌わせる
ここのビヨンセはもうデスチャですね(ˆωˆ )フフフ…
これはこれで好きなので、困る😰


ディーナがカーティスの強引さに嫌気がさし、ついに彼の元を離れる
そして、歌う「リッスン」
ここのビヨンセは、私もジェニファー・ハドソンばりに歌えるのよ!と熱唱。
ここは本当に素晴らしいんだなぁ。


ラスト
ザ・ドリームズの解散コンサート
歌う「ハード・トゥ・セイ・グッドバイ」

そして、エフィ登場
わ~ん、泣いてしまった😭😭😭
「ドリームガールズ・フィナーレ」



実際、エフィのモデルになったフローレンス・バラードはアルコール中毒で32歳で亡くなっているので、こうして再びみんなで舞台に立つことはなかったんですが、そんな日を夢見ていたラストと言うことでいいのでは?

モータウンのベリー・ゴーディ・ジュニアもワンマンで知られますが、ここまで酷い男でも無かったのかな?真相は分からないけど。

とにかく歌の力をこれでもかと観せる今作は素晴らしいし、ジェニファー・ハドソンというシンガーを世に送り出しただけで価値ある作品です。
よろしければ、今日はジェニファーと共に(≧∇≦)ゞ