まる

ドリームガールズのまるのネタバレレビュー・内容・結末

ドリームガールズ(2006年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

思ってたより影があった。
全員もれなく歌がうまい。

ジェイミー・フォックス悪役が似合う!
そして一番ズルい。徹頭徹尾ズルかった。ビジネスのやり口もロマンスに対しても。
しれっと「ディーナとドリームガールズ」にグループ名変わってたのも怖かった。

ディスコ調の歌はたしかに流行ってお金になりやすいけど、心には響かんと思った。
歌って本質は魂とかメッセージだとわかった。

ブレイクしていくのに、やりたいこととは離れていく軋轢が見てて悩ましかった。
いっそ自我捨てれた方が楽だったんだと思う。

listenがめっちゃ良かった。魂!!って感じ。
スターになれて結婚もしてたけど、一番不自由だったんじゃないかな。望んでた子供も結局できなかったし。
仕事もプライベートもプロデューサーの支配下とか嫌すぎる。
リードボーカルにした理由を面と向かって言われて、そりゃ絶句するよ。

中にはやっぱり薬に溺れる人もいて、抗えない業界なんだなと思った。売れてても安心なんてできない業界。
ジェームスが、序盤で「俺はものじゃない」と言い切ったのすごく良かった。

エフィの未練も凄かったけど、パワーがすごかった。
何度でも立ち上がっていける強い人だと思った。

最初の方で、アフリカンアメリカンの曲は放送してくれる局が少ない。だから話題になったらアメリカ人に横取りされる、という現実がかなり重かった。

ファミリーが最後歪なものになってた。
エフィを引き留める時まではちゃんとした家族だったけど。
まる

まる