雨宮はな

ドリームガールズの雨宮はなのレビュー・感想・評価

ドリームガールズ(2006年製作の映画)
4.0
ミュージカル初心者でも鑑賞しやすい楽曲、物語、構成の作品!

楽曲はグループソング、ソロナンバーともに印象的で良いものばかりです。台詞の途中から歌いだしたり、途中で台詞が混ざったりということがほとんどないので物語にのせたMV集という感じもします。それが初心者でも鑑賞しやすい理由のひとつです。

主人公はディーナ(演:ビヨンセ)かと思いきや、エフィ(演:ジェニファー・ハドソン)です。設定としてはディーナなのでしょうが、存在感だけでなく物語としても食われてしまっています。
エフィは元々の自分勝手さや性格の悪さからあまり同情する余地がなく、切なさや苦しさを訴えかけてくるのはディーナのソロナンバーです。

映画作品として自宅でも十分楽しめますが、明らかにスクリーン向けの作品です。
また、来日キャストの舞台版も鑑賞しましたが、生の舞台のほうが明らかにエネルギー量が多く圧倒されます。
オススメ度としては、来日キャストによる舞台版>今作品です。
雨宮はな

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