再見。こりゃ素晴らしい。イオセリアーニの中でももっともよく出来ている部類に入るのではないだろうか。
「思いついたプレーの中で最も難しいものを選択している」とロベルト・バッジョ(サッカー選手ですな)は言ったらしいが、この映画もそんな感じ。
動線の設計が見事なのは当たり前、俳優の身振りがいちいち難しそうで、なおかつ動物(!)もピタッと画面にはまっている。一歩間違えれば作為的に見えてしまいそうな右に行って左に戻る(あるいはその逆)カメラワークやパンも全く違和感がない。
あとはじめて観た時は気が付かなかったが、話が意外なほど暗い(まではいかなくても楽天的では決してない)。